現代、娯楽が多いし身近すぎる。
僕が中高生の頃ってさ、SNSとかそんな普及してなかった、というかまずガラケーだったしな。
iPhone初代が出た時、中学生だったもんな。
今の子は全然想像出来ないかもしれないけど、そんな、ニコ動とかYouTubeが手軽に見れるような環境ではなかったんですよ。
パケット通信料クソ高いし、遅いし。
パケホじゃないケータイでちょっとインターネットするとえげつない請求金額になってしまう時代。
そんなにPCも普及してなかったから、一家に一台みたいな家庭、多かったんじゃないかな。
僕はニコ動とか親の前でよう見れんかったから、親が寝てる深夜に、こっそりリビングのPCで見てたよ。
そんなだからさ、好きなアーティストがいたとして、曲を聴くためにはCDが必要だし、MV見るのも一苦労だったんですよ。
当然ライブの映像だったり、ライブに行った人の感想なんて触れる機会もないから、「ライブなんて行けなくて当然」って感じだったよ。
MV以外で歌ってる姿とか、テレビの音楽番組に出た時ぐらいしか見れんかった。
自分が好きな人の人柄を知る機会もなかなか無かったしな。ラジオとか数少ない供給源だった。
僕は大阪に住んでたので、何回かは大阪でやるライブに行けたりしたけど。
県外に行こうなんて思いもしなかった。
なんかそれくらい、好きな芸能人だったりアイドルだったりアーティストだったりって遠い存在だったんよな。
でも今はさ、スマートフォンとかいう神の板が普及しとってさ、動画やら生放送やらが簡単に見れてさ、SNSで一言検索するだけで同じものが好きな人がすぐ見つかる時代なわけじゃないですか。
それって凄く恵まれてると同時に、中高生ぐらいの子にとっては毒だな〜って思う。
芸能人じゃなくても推せるような人がいっぱいいて、その人とは生放送やSNSでコミュニケーションを取ることもできて、同じ好きを語れる人がすぐ見つかる。
エンタメが凄く身近なものに感じる。
でも日本は思ったよりデカい。
これだけインターネットが普及しているのに、どこでもドアが開発されてない時点でバグ。
こんなに近くに感じるのに、実際ライブやイベントって考えると遠いんだよな。地方の学生からすると。
お金の使い道が多すぎるんだよな。
僕が中高生の頃とか数ヶ月に1回CD買ったり、年に1回あるかないかの大阪ライブに行くためにそこでグッズを買うために金貯めたりとか、その程度だったもんな。
だから僕は今この時代に大人で良かったな〜って思うよ。
インターネットで知ったものを、国内であれば割と簡単に見に行けるもの。
そう考えると、今の若い子たちは娯楽の多さに経済力がついていけなくて、ちょっと可哀想だなって思う。
でもライブの告知に「行けませんけど〜」「行けないので○○に来て〜」とかリプライするヤツは死んでくれな。
おわり